広島市議会議員(安芸区)

一流選手は自分の専門外の分野にコメントしない

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 サッカーワールドカップがマスコミを賑わしています。過熱という感じがします。スペインに勝った日を国民の祝日にしようなどとバカげた意見までありました。

 以前から感じていたことですが、今回のカップでますますその感を強くしたことがあります。それは一流選手は自分の専門外の分野にコメントしないということです。プロ野球やプロゴルフ、大相撲などでトップを極めた方がサッカーについてコメントしたのを聞いたことがありません。自分が努力して到達したレベルがいかに大変であったことかを分かっているからこそ、他の分野についてコメントするのが礼を失していることを理解しているのでしょう。

 臆面もなくコメントしているのは、プロ野球で一軍半レベルであった者やオリンピックに出ただけの元ビーチバレー選手などです。ただの門外漢が勝手なコメントを発しているだけにしか聞こえません。スポーツだけでなく、政治や教育、環境問題などでも、コメディアンやタレントたちがインターネットをかじった程度の知識でコメントしているのを見ると、あまりの薄っぺらさに辟易です。

 それにしても、森保監督や選手が「国民」という言葉を述べたのには違和感がありました。何はともあれ、関係者の皆様、お疲れ様でした。