いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
大阪湾に迷い込んだクジラが死んだとのニュースがありました。餌のない浅瀬では自力で海に戻らないと危ないとは思っていましたが、予想どおりでした。
クジラについては懐かしい思い出があります。小学校3年生の時ですから昭和38年のことです。当時元宇品には水族館がありました。現在のリーべリアの場所です。ここでは海水プールや動物園もあり、多くの客で賑わっていました。インド象の曲芸も楽しみでした。
そんな中で、水族館にクジラがやって来ました。おそらくマッコウクジラだったのでしょう。水族館は山上の元宇品小学校の校庭からよく見えましたので、昼休みには挙って見たものです。潮吹きが見られた時には歓声が上がりました。
ところが、クジラにとってはあまりにも狭かったのか、あるいはクジラを飼育するノウハウがなかったのか、間もなく死んでしまいました。1か月も生存していなかったと記憶しています。今でもクジラが水族館で飼育されている例は聞いたことがなく、クジラを入れたこと自体が無謀だったのかもしれません。
クジラのニュースを接するたびに蘇る思い出です。