広島市議会議員(安芸区)

高すぎる駐輪指導員の給与

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 さきほどまで平成23年度決算特別委員会の第2分科会で建設関係の審査が行われました。我が会派(市政改革ネットワーク)の馬庭議員が駐輪指導員の給与について鋭い指摘をしました。
 市内中心部には自転車の放置規制区域が設けられています。この地域を駐輪指導員が巡回して監視、指導する効果が現れ、放置や違法駐輪の数は減少しています。多分に「いたちごっこ」の印象はありますが、確実に効果は出ています。


 しかし、問題は駐輪指導員の給与です。指導員の数は平成22年度は23名、平成23年度は21名となっています。平成23年度の給与総額は約1億円ですから、平均給与はなんと476万円です。指導員はよくやっていると思いますが、476万円は高すぎます。この事業は都市整備公社に委託していますが、指導員は市と警察のOBです。馬庭議員の指摘がなければ、議会も気づかないところでした。若者が就職難で喘いでいるときに、市のOBが高い報酬を得ているのは、市民の理解は得られないでしょう。当局の答弁は「検討する」とのことでした。この問題はこのままでは終わらないでしょう。