広島市議会議員(安芸区)

オバマ新大統領に対する強烈な先制パンチ

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 日本時間の深夜、バラク・オバマ氏が新米大統領に就任しました。アメリカだけでなく多くの国でも祝賀ムードが盛り上がりました。しかし、マーケットは冷静でした。アメリカの経済情勢やヨーロッパ経済の先行きへの不安からニューヨーク株式は332ドルの大暴落でした。オバマ新政権にとっては強烈な先制パンチです。マスコミは新政権に対して100日間は好意的な論調をしますが、マーケットは容赦ない姿勢でした。わたくしは、オバマ人気は就任時がピークだと思っています。ただ何とかしてくれるという期待感だけの歓迎ムードのように思えます。演説も美辞零句を並べているだけで内容が感じられません。"Yes,we can" (スペイン語では"Si,se puede")のようなワンフレーズから始まって「チェンジ」、「アメリカは勝利する」、「冷たい河を一緒に渡ろう」、「われわれには明るい未来が待っている。」などなど・・・・・。250万人の雇用創出など、どう考えても不可能な公約です。70兆円用意した公的資金も金融機関以外にすでに40兆円も使ってしまいました。印刷機でドルを大量に印刷してばらまけばドルの暴落につながるでしょう。一旦メッキが剥げ落ちたら、人気はあっけなく急落すると予想しています。国際政治は非情なものです。