広島市議会議員(安芸区)

上川陽子外務大臣の凄さ~麻生太郎は彼女を褒めた

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 麻生太郎自民党副総裁の上川外務大臣に関する発言が物議を醸しています。麻生さんは不本意ながら発言を撤回したようですが、私は一連の報道に意義があります。

 

 上川さんには眼の輝きがあります。信念の強さを感じさせる眼差しです。眼力の強い方です。

 彼女は三度にわたって法務大臣を務めており、任期中に16人の死刑囚に刑執行のハンコを押しました。そのうち13人は麻原彰晃を始めとしたオウム真理教の死刑囚です。麻原はオウムの残党にとっては神であり、彼の死刑執行を行った法相はテロに遭う危険性があります。歴代法相が死刑執行を躊躇ったのも無理からぬことかもしれません。

 彼女は、麻原らの死刑執行を事前に安倍総理には一切連絡せず、当日の朝になって報告を入れただけです。安倍総理はその胆力に感服し、「初の女性総理は彼女かもしれない」を語ったそうです。

 総理を務めた政治家には護衛(SP)が付きますが、上川さんには本人と家族にそれぞれ4人のSPが付いています。それが終生続くと言われています。それほどまでのリスクを冒して死刑執行のハンコを押した上川さんはマーガレット・サッチャーに比べるほどの「鉄の女」です。

 

 麻生副総裁が上川陽子外相について「美しい方とは言わない」と語りましたが、間に挟んだジョークです。あのスピーチ全体を見れば麻生さんが上川さんを高く評価していることは明らかです。発言の一部を切り取ってヒステリックに騒いでいるのは、彼女の足許にも及ばない下劣な女性議員が多いのは笑えます。