広島市議会議員(安芸区)

ついに登場?飛行機の立ち席

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
昨夜の雨のためか、少し涼しい日です。


 我が国で99番目に開港した茨城空港から上海へのチャーター便が飛びました。この便を飛ばせたのは、中国初の民間航空会社である春秋航空で、格安の料金設定で有名です。近いうちに茨城−上海往復で4000円を目指しています。座席は中古を使い、機内のサービスは飲み物など全て有料です。座席スペースは極端に狭く、リクライニング機能はありません。激しい詰め込み方です。疲労度は言うまでもないでしょう。


 さて、この春秋航空、世界初の「立ち席」を検討しています。フィルムを見て驚きました。乗客は「気を付け」の姿勢で立ったままです。しかも前の壁までは30センチ程度しかありません。すごい圧迫感です。こんな姿勢で何時間我慢できるのか心配です。閉所恐怖症の方にはまず無理でしょう。採算を最優先に考えた結果がこんな状況になったということでしょうが、一方でそれを求める顧客もあるということでしょう。安全面は大丈夫なのでしょうか?


 「吉野家」では牛丼を270円に値下げしました。

 「居酒屋革命 大山総本店」では焼酎ゼロ円という料金システムを採用しています。つまみ2品を頼めば、焼酎が無料で飲み放題になるのです。「たこわさ380円」と「かにみそ380円」の2品合計760円を頼めば、焼酎を何杯飲んでもタダです。それでも採算が取れているようです。開店の午後5時前には行列ができ、深夜まで満員だそうです。

 全国で300店を展開するカラオケチェーン「まねきねこ」では「平日1時間当たり2円」で利用できます。事実上無料ですが、平日の昼間に部屋を空けるよりは良いと考えたからだそうです。さすがに夜間は1時間200円ですが、採算は充分だそうです。

 もう1000円ジーンズは驚きではなくなりました。しかし、こんな消耗戦を続けることがはたして、国民全体のためになるのでしょうか?お互いに首を絞めあっているようにしか思えません。
 

 その一方で、昨日の日経新聞にはこんな記事が掲載されていました。広島県尾道市のワイン専門店、勝田商店では中国富裕層向けの高級フランスワインの販売を始めました。今後は香港で定期的に商談会を開く予定です。5月の商談会では現地の消費者が220本の高級ワインを購入し、販売額は3500万円とのことです。


 日本のデフレを尻目に中国ではこんな状況が進んでいます。