広島市議会議員(安芸区)

新型コロナウィルス感染症に対する危機管理

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 昨日、令和2年度予算特別委員会の総括質問に登壇し、「新型コロナウィルス感染症に対する危機管理」について質問しました。

 

 学校の休業については、春休み明けの授業再開を目指すとの答弁がありました。

 広島市でも平和記念資料館を始めとして多くの所管施設が閉じられていますが、民間ではスポーツジムやカラオケルームなど営業を続けています。行政としては閉鎖を強制するができません。利用者が気をつけるしかありません。

 

 また、今年は季節性インフルエンザの発生が極端に少なくなっています。手洗いなどしっかり予防しているからでしょう。わたくしが回診する介護施設でも家族さえも面会禁止とし、インフルエンザの発症は見られません。

 

 広島市での唯一の患者の感染源の特定は不可能とのことでした。

 

 先日、広島県から県内の医療機関に合計36万枚のマスクが配布されましたが、1医療機関あたりわずかに150枚です。加えて国は3500万円枚配布する予定ですが、これも1医療機関あたり約100枚です。まだまだ不足しています。

 

 広島市は今年1月31日と2月3日に合計30,950枚を中国重慶市に向けて発送しました。これは姉妹都市である重慶市の要請に応えたものです。この時点ではパンデミックは予想されておらず、市の備蓄を取り崩して送ったことは理解できます。しかし、結果として現在市の備蓄は9000枚しかなくなり、市の職員は次亜塩素酸で消毒して繰り返し使っています。

 

 コロナウィルス感染症の一日も早い終息が待たれます。