広島市議会議員(安芸区)

ビタミンD のはなし

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 最近の子どもはよく骨折すると言われます。今日は骨にとって大切なビタミンD のはなしです。食物から摂り入れたカルシウム(Ca)やリン(P)は胃腸から吸収されますが、このときに必要なのがビタミンD です。ビタミンD が不足すると「くる病」になります。「くる病」は背骨が曲がったり、頭や手足の骨が変形する病気です。以前は発育の盛んな2歳ころまでの乳幼児にときどき見られましたが、最近ではほとんど見ることがなくなりました。ビタミンD を多く含む食品はバター、レバー、卵黄などですが、他のビタミンに比べて自然界での分布は狭いようです。また、ビタミンD は脂溶性ですので大量に接種するとか上昇の可能性がありますが、普通の食生活をしていれば大丈夫です。骨にとってはビタミンD も大切ですが、同様にCaやPも大切なので、小魚や牛乳などで十分に補給してください。最近の若い女性は過度のダイエットによって骨密度が低下しています。骨がもろくなる骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予備軍と言えます。何事もほどほどに。