広島市議会議員(安芸区)

水道料金が下がります。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 今日から18日までの日程で12月定例会が始まりました。いつものことながら定例会初日は心地よい緊張感があります。
前回は草津沼田道路の無料化について書きましたが、今日は水道料金の値下げについてです。

 現在、広島市の水道料金は基本料金と従量料金で構成されていますが、基本料金は1か月につき使用水量10㎥までを定額としています。しかし、最近では使用水量が10㎥に満たない家庭が増えてきましたため、料金体系を見直すことになりました。

 現行は使用水量10㎥までは1カ月860円ですが、改正案では1㎥刻みで料金を設定します。これにより、使用水量9㎥までは最大50円から5円まですべて値下げになります。使用水量10㎥以上は変わりません。

 また、これまでは月の途中で使用を中止した場合の基本料金は1か月単位であったものを改め、実際に使用した日割り計算となります。  

 これらは来年4月1日から実施の予定です。

 広島市としては、未給水地区の解消や排水管の維持改修などのため水道を多く利用していただいて収入を増やしたいところですが、節水を呼びかけねばならず、つらいところです。

 今年度の水道事業会計の当初予算は393億円です。広島市だけでなく周辺の市町にも給水しています。以前にも書きましたが、広島市の水道は明治31年に給水を開始して以来、一日たりとも断水したことがありません。あの原爆の惨禍の中でも給水を続けたのです。市民に安全でおいしい水を供給するために今日も水道局職員は頑張っています。