広島市議会議員(安芸区)

嘔吐下痢症が流行しています。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 今日は当番医の務めを果たしています。休日ですから軽症の患者はほとんどなくて、中症ないし重症の方が受診しています。中でも嘔吐下痢症がほぼ半数を占めています。この時期に見られる嘔吐下痢症はノロウィルスやロタウィルスの感染によるものがほとんどです。水分を経口摂取できるうちは大丈夫ですが、嘔吐がひどく水分を飲めない場合は脱水症になりますので、点滴の必要があります。とくに幼児では容易に脱水症に陥りますので危険です。幼児の嘔吐は早めに受診させてください。また、さきほど述べたウィルスは経口感染しますので、物を食べる前によく手を洗うことが大切です。

 昨夕、岡山市内で行われた岡山大学医学部の空手道部卒部式に参加しました。空手道部は「絶滅危惧種」といわれていたわれわれの頃とは異なって、女性が過半数を占めており、現役部員も30名を超えるほどの隆盛でした。

 驚いたのは礼儀正しさです。しびれた脚をモジモジさせることはあっても、先輩のスピーチを膝を崩さず、私語もせず聞き入っていました。わたくしにとって空手道部の練習に耐えて卒部したことは心の支えになっています。今でも折に触れて、黒帯を許されたときに頂いた拳の形のバッジを眺めて初心に帰っています。