広島市議会議員(安芸区)

宮沢洋一自民党税制調査会長の講演(1)

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 週末は汗ばむような暖かさでした。行楽に出かけた方も多かったことでしょう。


 17日に、新たに自民党税制調査会長に就任された宮沢洋一氏の朝食懇談会に参加しました。これは広島商工会議所が主催して、広島市議会の正副議長と会派幹事長などがお招きを受けたものです。
 直前まで約1年間の経済産業大臣としての経験や、消費増税に伴う軽減税率についての見通し、今後の日本経済の見通しなど、大変に有意義な内容でした。
 内容は大きく分けて、(1)前経済産業大臣としての内容と、(2)自民党税制調査会長としての内容の二つでした。きょうは、(1)について書きます。

 福島の原発事故以来、経済産業大臣としての仕事の最大のものはエネルギー関連です。汚染水は当初の1日量、600トンから現在は150トンにまで減っています。福島原発廃炉にはこれから30〜40年かかるそうです。
 原発は8月に鹿児島県の川内原発1号機が再稼動し、今月には2号機も意再稼動しています。また、愛媛県伊方原発も再稼動の基準に合格しています。日本の原子力規制委員会の基準は欧米の基準に比べても厳しく設定されています。地震津波に対しても十分な対応を求めています。

 「エネルギーミクス」とは、エネルギーをどう賄うかを意味する言葉です。2030年には再生可能エネルギーで22〜24%、原子力で22〜20%を賄う計画です。エネルギー自給率は震災前の20%台から、多くの原発が稼動していない現在は6%に低下しています。
 
 また、2030年にはすべての家庭、企業でLED電球に変えることを目指しています。

 風力発電は欧米では原子力発電よりも安価なために普及していますが、日本では条件がよくありません。遠浅な海が少ないことや送電網が未熟なことなどです。日本では不向きといえます。

 石炭による火力発電は、安価といえますが、CO2による温暖化の問題があります。

 太陽光発電は、固定価格買取制度により急速に普及しました。
 これは大雑把に言えば、年利10%の20年物国債を買ったことになるそうです。ソフトバンクのような、目ざとい大企業が参入しました。しかし、太陽光発電装置を持っていない家庭の負担を求めるものであり、不公平であるともいえます。

原発はダメ、火力発電もCO2が出るので反対」というなら、当然、電力料金の大幅なアップを受け入れなければなりません。エネルギー政策の基本的な考えとして、電力料金は現在より上げないことが大前提となっています。

 

 このあと、2015年広島フードフェスタの開会式に出席しました。10時の開会でしたが、すでに多くの方が詰め掛けていました。昨年は広島城大菊花展との同時開催であったこともあり、2日間で82万人の来場者がありました。


 開会式は直射日光を浴びて、日焼けしました。






 広島城のお濠を回る遊覧船も人気です。







 カレー選手権の4種のカレー。わたくしはオーソドックスなビーフカレーが味覚に合いました。
 多くの店で試食させていただき、満腹になりました。ビールがあれば最高だったのですが。


夕方には母校である広島城北高校の同窓会に出席して、旧交を温めました。

 昭和35年に開校して、卒業生は1万5千人を超えたととのことです。わたくしは昭和39年に当時の鯉城中学校に入学しました。当時の最高学年は高校2年生でした。平日は7時限授業で、就業は午後4時だったのを覚えています。中学校1年の数学は1学期で終えるほどのスピードについてゆくのが精一杯でした。漢文や古文も中学1年生から教わりました。頭脳が柔軟なときには詰め込み教育も大切だとわたくしは考えています。