広島市議会議員(安芸区)

親は子供に育てられる。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
快晴の下に心地よい風が吹いています。


 今朝、ある幼稚園の卒園式に出席しました。この園では、園児は園長から終了証を受け取っても自席に戻らず、後方の保護者席に向かいます。そこには保護者が待っています。園児は保護者に向かってお礼の言葉を言います。たとえば、「お母さん、いつもおいしいお弁当を作ってくださってありがとうございます。小学校へ行ったら勉強を頑張ります」とか、「お父さん、いつも遊んでくださってありがとうございます。1年生になったら算数を頑張ります」などです。みんなが、「〇〇してくださって」という敬語を使っていました。素晴らしい教育です。言い終えると、修了証を親に手渡します。とくにお母さんの、涙を流しながら子供を抱き締めてハグする姿が印象的でした。こんな光景を見ていて、親は子供を育てますが、その一方で親も子供に育てられていることを強く感じました。

 わたくしは南区元宇品の市立保育園を卒園しました。当時、泣くような子は一人もいませんでした。皆が同じ元宇品小学校へ入学することになっていたためかもしれません。保育園は今では壊されて駐車場になっています。子供にとってはすごく広く、駆け回っていた思い出がありましたが、駐車場を眺めると、まるで「猫の額」です。