広島市議会議員(安芸区)

政治家に対するテロは防ぎようがない

いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

安倍晋三元総理の射殺は驚愕のニュースでした。数メートルの距離からピンポイントで元総理を撃ったのは相当な腕です。左右の鎖骨下動脈が損傷され、心臓にも穴が開いていたそうですから、ほぼ即死であり、手の施しようもない状態です。また、SPの対応に落ち度がなかったかも今後論じられることでしょう。

政治家にとって、テロは防ぎようがないことです。選挙キャンペーンや政経パーティーなどのように不特定多数の方と至近距離で対面する場合、どれほど気を付けても銃器や刃物に対しては防ぎようがありません。典型例は米大統領選の終盤にロスのアンバサダーホテルで射殺されたロバート・ケネディです。わたくしはバラク・オバマが最初の大統領選で白人至上主義者からのテロの可能性があると思っていましたが、杞憂に終わりました。

わたくし自身の選挙でも選挙カーで掴みかかられたり、進路妨害をされたりと、露骨な選挙妨害を経験しました。とはいえ、地方議員の場合は生命にかかわるほどのテロはないでしょう。しかし、国政の場では、とくに閣僚や党首などのVIPには常にテロのリスクがあります。日本ではほとんどの国民がそのリスクを意識していないでしょう。政治家は常に命がけで生きています。もちろん、テロに値しない政治家もいますが・・・・