いい顔ふやそう。沖宗正明です。
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)は各階級のチャンピオンのうち、誰が最強かを決めるものです。現在、主要4団体(WBA・WBC・WBO・IBF)がそれぞれチャンピオンを認定していますが、中には正規チャンピオンのほかに、スーパーチャンピオンや暫定チャンピオンもあり、混乱しています。そこでチャンピオン同士が戦って最強を決めようとするのがWBSSです。
シリーズ1はクルーザー級、スーパーミドル級の各8選手によってトーナメント開催されました。いま行われているシーズン2ではバンタム級・スーパーライト級・クルーザー級です。今回の賞金は400万ドルと報道されていますが正式な金額は発表されていません。興行の規模からして勝者は数億円程度を得ると予想されます。日本人として初めて参加したのがWBA・IBFバンタム級王者の井上尚哉です。その井上が今日決勝戦でフィリピンのノニト・ドネアと対戦します。ドネアは現WBAの世界バンタム級スーパー王者で、これまで世界5階級を制覇王しています。アジア人として初めて主要4団体全てで世界王者となった人物です。
今回の対戦はまさに世界中が注目する夢の一戦です。わたくしの予想は、早いラウンドでの井上のKO勝ちです。ドネアと言えども井上のスピード、パンチ力には勝てないでしょう。20時3分からTSSで放映されます。お見逃しなく。