広島市議会議員(安芸区)

密接のない医療はあり得ない

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。 

 新型コロナウィルスの感染を防ぐために密集、密閉、密接の三密を避けるように言われています。

 しかし、われわれ医療関係者にとっては無理な話です。遠隔診療は認められましたが、ごくごく限られた場合です。日常診療において外来患者と医療関係者はまさに密接するしかありません。

 わたくしは不定期ですが外来診療や介護施設の回診をしていますが、2メートルも離れたら仕事になりません。今日も5か所の介護施設を回り、担当した入所者約20名すべて体を触りました。

 自分でも日ごとに医療行為によって新型コロナウィルスの感染に怯える感覚が増していますが、医師としての義務感しかありません。

 こんな状況では近いうちに医療関係者の方から診療行為を拒否するとこもあり得るでしょう。日本で医療崩壊が起きないことを祈るばかりです。

偉大で気さくだったイズミ山西義政氏

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。 

 地元の大手スーパーイズミの山西名誉会長が亡くなりました。享年97歳でした。戦後の混乱の時代、大阪で物資を買い付け、夜行列車で広島に帰り、闇市で戸板に並べて売った苦労話を伺いました。当時の鈍行列車で一晩中揺られることがどれほどの苦痛であったかは想像に難くありません。

 山西さんとは本木流小唄の同門でした。お世辞にも上手とは言えませんでしたが、苦しそうに高い声を出す愛嬌のある姿が印象に残っています。入門したばかりのわたくしを食事にお誘いいただくような優しい方でした。

 西区商工センターの泉美術館のオープンでの誇らしげなお姿も懐かしい思い出です。謹んでご冥福をお祈りします。

活動を自粛した企業への個別の補償はできないだと?

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 緊急事態宣言がいつ出されるかが物議を醸しています。「瀬戸際」という言葉が衝撃的な響きを持たなくなりました。今でも企業、特に飲食業は壊滅的な打撃を被っています。その上に小池都知事はバーやクラブへ行くことの自粛を要請しました。行政が企業を潰すと言ったに等しいことです。店を休ませるなら当然、その補償がセットでしょう。安倍総理の答弁でも、「活動を自粛した企業への個別の補償はできない」とのことでした。

 感染防止は当然のことです。感染を防いだために企業が倒産しても良いと考えているのでしょうか?経営者のお気持ちを考えるとやり切れません。

 

購入した本

1.えげつない寄生生物  新潮社

2.女性の死に方  双葉社

  何人かの女性の死にざまを描いています。

3.NHKテキスト 柔軟講座

NHKテキスト 続柔軟講座

年齢とともに体の柔軟性が失われつつあります。

4.教養としての落語  サンマーク出版

5.老いてこそ生き甲斐  幻冬舎

  石原慎太郎

6.感染症と文明 岩波新書

  人類はいかにして感染症と共生してきたか?

広島高速5号線と2号線の連結に反対しました。

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 昨日は異例の休日の議会開会となりました。新型コロナウィルスの影響で議会日程が大幅に変更、短縮されたためです。

 昨年の12月議会で高速5号線の二葉山トンネルの契約が不可解な経緯で87億円増額となりました。わたくしの会派(市政ネットワー改革ネットワーク)は異議を唱えて反対したことは以前にお知らせしました。今回はそれに関連して広島高速5号線と2号線を連結する議案が提出されました。これまでの経緯を市民に十分説明されたとは言えないため、我々はその予算を減額する修正案を提出しました。しかし、賛成少数で否決されましたことは残念です。

 わたくしが昨年の12月議会で反対討論したのは、市民と議会に対して十分に説明できれば、投資効果や利便性から高速5号線と2号線の連結は認める。しかし、それは今ではないという内容でした。現時点では、まだ十分な説明がなされたとは言えません。

新型コロナウィルス感染症に対する危機管理

 いい顔ふやそう。沖宗正明です。

 昨日、令和2年度予算特別委員会の総括質問に登壇し、「新型コロナウィルス感染症に対する危機管理」について質問しました。

 

 学校の休業については、春休み明けの授業再開を目指すとの答弁がありました。

 広島市でも平和記念資料館を始めとして多くの所管施設が閉じられていますが、民間ではスポーツジムやカラオケルームなど営業を続けています。行政としては閉鎖を強制するができません。利用者が気をつけるしかありません。

 

 また、今年は季節性インフルエンザの発生が極端に少なくなっています。手洗いなどしっかり予防しているからでしょう。わたくしが回診する介護施設でも家族さえも面会禁止とし、インフルエンザの発症は見られません。

 

 広島市での唯一の患者の感染源の特定は不可能とのことでした。

 

 先日、広島県から県内の医療機関に合計36万枚のマスクが配布されましたが、1医療機関あたりわずかに150枚です。加えて国は3500万円枚配布する予定ですが、これも1医療機関あたり約100枚です。まだまだ不足しています。

 

 広島市は今年1月31日と2月3日に合計30,950枚を中国重慶市に向けて発送しました。これは姉妹都市である重慶市の要請に応えたものです。この時点ではパンデミックは予想されておらず、市の備蓄を取り崩して送ったことは理解できます。しかし、現在市の備蓄は9000枚しかなくなり、市の職員は次亜塩素酸で消毒して繰り返し使っています。

 コロナウィルス感染症の一日も早い終息が待たれます。

 

購入した本

  1. 高倉健の美学  文藝春秋
  2. 人生後半の潔い生き方  婦人公論
  3.   曽野綾子
  4. 流人道中記  中央公論
  5.   浅田次郎の感動の時代小説
  6. ホロコースト論争  沢口企画
  7.   ホロコーストは真実か?
  8. 99%の人が気づいていないお金の正体  宝島社
  9.   ホリエモンンの金銭哲学
  10. 売春島  彩図社
  11.   かつて売春産業で交流を極めた三重県渡鹿野島