広島市議会議員(安芸区)

ビタミンのはなし

 

 
  (鶴田一郎作)

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 最近、サプリブームとかでいろいろな栄養が販売されています。今日は、そのうちのビタミンについてお話します。
 ビタミンは体内の潤滑油の役目をするものです。炭水化物、脂肪、たんぱく質などはエネルギーになるもので、体をエンジンに喩えるとガソリンに相当します。ビタミンはエネルギーが効率よく燃焼するように反応を助けるものでオイルに相当します。ホルモンも同じような働きをしますが、ホルモンは体内で合成できるのに対して、ビタミンは体内では合成できません。
 ビタミンは油に溶けるもの(脂溶性)と溶けないもの(水溶性)に分けられます。脂溶性ビタミンとしては、A・D・E・Kなどがあり、水溶性ビタミンにはB・C・ニコチン散・葉酸などがあります。水溶性のものは過剰に摂った場合には尿中に排出されますが、脂溶性のものは体内の脂肪組織に蓄積されるので、過剰症が起こりえます。ただし、老化を防ぐといわれるビタミンEには過剰症はないようです。現在の日本では普通に食事をしていればビタミン不足は起こることは考えられませんが、過度のダイエットの場合は要注意です。何事もほどほどが良いようです。
 上の絵は鶴田一郎美人画です。ノエビア化粧品のCMで使われたこともありました。わたくしは、東郷青児美人画とは趣が異なった彼の絵の優雅さが好きです。