広島市議会議員(安芸区)

否決されたオリンピック招致検討費用などが再議にかかります。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 今日、議会運営委員会が開かれ、3月26日に修正可決された平成22年度予算が再議にかかることが決まりました。このための臨時議会は3月31日に開かれます。


前回書きましたように、修正可決されたのは次の3点です。 
 1.2020年オリンピック招致検討事業費2,569万円の削除。
 2.折り鶴の保存・展示の方法や展示施設の検討費用840万円の削除。
 3.市長の海外出張費のうち、ロシアとアルゼンチン・ブラジルへの出張費を認めない形で1,494万円の減額 修正。

 
 今日の議会運営委員会では、秋葉市長が再議の理由を説明しました。オリンピックと折り鶴の保存展示については検討のための予算であり、市民に内容を明らかにするためのものである。また、ロシアとアルゼンチン・ブラジルへの出張は核兵器廃絶に向けて、必要不可欠のものである。再考願いたいとの内容でした。


 再議にかけられた修正案が確定するためには出席議員の3分の2の賛成が必要ですが、現状では無理です。
 そこで、新たな修正案が出るのか(この場合は過半数で可決される)が注目されます。
 新たな修正案が出ないのであれば、改めて予算原案の可否を採決します。修正可決したグループは、市長を困らせる意趣返しで予算原案を否決しようとしています。予算が否決された場合は、4月1日から1円たりとも支出できないことになります。これでは市民不在といわれてもやむを得ないでしょう。

 
 わたくしは、安芸区でただひとり修正案に反対しましたので、その姿勢は変えません。新たな修正案が出ない場合は原案に賛成します。われわれは、市民生活に悪影響が出ないようするのが義務です。それに向けて最後まで努力します。


 みなさんも、議員がどのような行動をするか、ご注目ください。