広島市議会議員(安芸区)

アメリカでもあった「阿部サダ」事件

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。


 昨日、泌尿器科の話題を書いたからではありませんが、きょうはアメリカで起こった「阿部サダ」事件です。
昭和11年に起きたいわゆる「阿部サダ」事件は、男性にとっておぞましいものですが、アメリカでも起こりました。
 
 米カリフォルニア州オレンジ郡の裁判所は、2011年に夫の局部を切断し捨てた女に対し、終身刑を言い渡しました。オレンジ郡と聞いて思い出しませんか?映画「マジソン郡の橋」の舞台となった地名です。
 ベトナム出身のキャサリン・キュー被告(50)は2011年7月、当時夫だった男性に薬をのませて縛り付け、ナイフで局部を切断しディスポーザーに捨てました。キュー被告の弁護士は、同被告が幼少期に性的虐待を受けたことが原因で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っており、現在は事件について反省していると主張していたそうですが、裁判では主張が認められませんでした。


 阿部サダは、愛人の石田吉蔵とずっと一緒にいたいために絞殺し、局部を切りとったものです。わたくしは、以前この事件について調べたことがありましたが、二人は互いに異常なレベルまで愛し合っており、殺すことも殺されることも抵抗がなかったと感じました。愛の行くつくところは「死」なのではないかと感じました。