広島市議会議員(安芸区)

市長の退職金の減額

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 日中は汗ばむような暖かさです。


 平成26年度予算特別委員会も明日で最終日の討論・採決が行われます。議会全体の意思決定としては明後日の本会議ですが、実質的に明日が最終日です。
 以前書きましたが、待機児童対策以外には特に目新しい予算もなく、淡々と審議が終った印象です。


 新年度予算案以外には、市長の退職金を30%減額する条例案が出されています。これは、松井市長の「市長の報酬、退職金に切り込む」という選挙公約に沿ったものでしょう。しかし、われわれの会派(市政改革ネットワーク)は、「切り込む」が30%では少ないと考え、50%削減する修正案を提出しました。
 削減されない場合には、市長の退職金は1期4年務めて4,087万円です。これが3割削減なら、2,860万円となります。


 他の政令市を見ると、名古屋市堺市静岡市はすでに退職金を不支給にしています。大阪市では81%減額、千葉市では50%減額、福岡市では40%の減額となっています。
 明日の採決では否決されるかもしれませんが、修正案を提出する意味はあると思っています。
 ちなみに、総理大臣と国務大臣が4年間務めた場合の退職金は、それぞれ約521万円と380万円となっています。意外に少ないことに驚きです。


 議員も身を削らなくてはなりません。現在、議員定数は独自に決めることができますが、広島市では本来なら68の定数を55に減らしています。次の選挙に向けて定数の削減も議論されるでしょう。