いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
選挙での喧騒が静まり、街が落ち着いてきました。まだ掲示板にはポスターが貼られています。各候補者の顔も寂しそうに見えます。激しかった選挙戦が遠い過去のように思えます。
おかげさまで、6期目の当選を果たすことができました。投票してくださった有権者、支えてくださった方々のに感謝するばかりです。
毎回のことですが、選挙を通じて自分の力がいかに小さいかを思い知らされます。候補者ができることは限られており、周囲の支えがなければ議員の存在は成り立ちません。
今回の選挙は全体に投票率が下がりました。とくにここ2回は激しく落ち込みました。有権者の政治離れは我々の責任が大きいことを感じます。また、無投票区が増えたのは、政治を志す人材が減ったためでもあります。政治家の魅力が薄れているのでしょう。
経営者やその家族は別として、勤めを持つ人が仕事を捨てて退職金をつぎ込んで立候補するのは、あまりにもリスクが大きすぎます。家族を説得することは並大抵ではありません。落選したら生活できなくなることを考えると、二の足を踏むのは無理からぬことです。
わたくし自身、医師に専念していた時よりも全体の収入は減りました。2期目の選挙では妻を失うという最大の犠牲を払いました。政治、選挙の厳しさを痛感しています。
当選を果たし、改めて初めて立候補した時の初心に帰ることを自ら心に誓っています。