いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
桜が満開です。花見をしたいところですが、果たせません。
明日から6期目の審判を受ける選挙戦です。これまでの議員としての活動をどのように評価していただけるのか緊張が高まります。
一足先に皆様にメッセージを送ります。
地方が疲弊していると言われます。
「消滅可能性都市」ということばがあります。「消滅可能性都市」とは、人口が減り続けて、将来的に消滅する可能性がある自治体を言います。具体的には20歳から39歳の女性の数が2010年から2040年にかけて5割以下に減る自治体をいいます。現時点で、全国には1800の市区町村ありますが、その約5割が消滅可能性都市と予測されています。広島市では安佐北区が消滅可能性都市と予測されています。広島市全体では、117万人から109万人に減ります。わずかに30年で安芸区の人口と同じ数の人口がいなくなる勘定です。
人口が急激に減少する社会は避けなければなりません。人口構成がいびつになり、社会保障が成り立たなくなるからです。
若者たちが地方で学び、働き、結婚・出産・子育てをしやすいようにしなければなりません。女性が子育てと労働を両立できる社会を作らなければなりません。
たとえば、現在、広島市での子どもの医療費補助は入院、通院とも小学校に入学するまでです。これは政令市では最も遅れています。名古屋市や、大阪市、さいたま市、千葉市、静岡市、浜松市では入院、通院ともに中学校を卒業するまで補助が行われています。9年間分も差がつけられています。これまで市長はこの分野に関心を示しませんでした。しかし、広島市でもこれらの政令市にならい、子どもの医療費補助を拡大しなくてはなりません。
待機児童対策も急がれます。広島市にはまだ800人もの待機児童がいます。
認知症は予備軍を含めて全国に800万人いると言われています。65歳以上の4人に1人が認知症です。認知症対策を進め、介護保険に充実をめざします。
東広島バイパスを海田から西条まで伸ばし、東部連続立体交差事業も進めなければなりません。
その一方で、わたくしは大きな危機感をもっています。それは、いまのままの議会では市民から見捨てられるのではないかという危機感です。現在の議会は市民から隔たりがあるのではないか。市民の中にもあきらめと虚しさが漂う、そんな市民の声が通らない議会になろうとしているのではないかと心配しています。
そんな中で地方創生ということが言われています。活性化のために地方が自ら新しい計画を作り、政策を進めてゆかなければなりません。議会も行政も、それだけの覚悟が必要になり、責任もはるかに大きくなるということです。これまでのように、国のいう通りにすればいいとか、補助金に頼ればいいとか、国が何とかしてくれるというような甘い考えはもう通用しません。
地方分権が進めば、自治体の間で行政サービスに格差が生じます。住民が求めているものを的確に捉える努力を怠る議会や行政はソッポを向かれ、住民はサービスのよい、よその自治体に移ってゆきます。
同時に、市民にとっても、市長や議員を選ぶ責任がきわめて大きくなります。国づくり、町づくりは、公務員や政治家に任せておけばいい時代は終わりました。住民が自らが暮らす地域のあり方について自ら考え、行動するという住民主体の発想が必要になります。
いま、住民と行政、議会のあり方を変えなければならない時期に来ています。
政治の主役は市民であるみなさんです。われわれ議員はそれを背負って表に出ているにすぎません。
国政の場では政局に明け暮れています。スキャンダルが続いています。政策を争うのではなく、相手の自殺点で勝ちを拾うような「負け比べ」になっています。広島市の政治をそのような「負け比べ」の場にしてはなりません。今回の選挙は「勝ち比べ」の選挙にしようではありませんか。
沖宗 正明は、
子供たち、若いカップルのいい顔、ふやします。
お年寄りのいい顔、ふやします。
家族のいい顔、ふやします。
わたくしは、安芸区の、広島の、そして日本の未来を信じます。
みなさん、一緒に、この広島市から政治を変えてゆきましょう。