広島市議会議員(安芸区)

旧広島市民球場跡地の利活用

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 本格的な夏が来る前からこの暑さでは先が思いやられます。


 きょうは、旧広島市民球場跡地の利活用の検討予算委ついて書きます。
 今定例会の補正予算として、跡地利活用の基本計画策定のための予算870万円が計上されています。3月に発表された市の基本方針は「緑地広場」と「文化芸術機能」の2点を軸としたもので、サッカー専用球場は除外されています。この2点について、施設の規模や配置、概算事業費、絵図面などを含んだ基本計画の検討予算です。


 ここで問題なのは、同時にサッカー専用球場の検討協議会が運営されることです。この協議会は広島市広島県広島商工会議所広島県サッカー協会の4者が参加して運営されます。予算総額は50万円で、4者それぞれが4分の1(12万5千円)ずつ負担します。この協議会でサッカー専用球場を旧市民球場跡地に建設することが妥当だとの結論が出されれば、改めて検討することになっています。


 議会の委員会でも問題になりましたが、広島市が多額の予算をかけて作った基本計画は検討協議会に結論に左右されることになります。870万円かけて作った計画と、わずか50万円かけて出した具体案のない結論が同じ土俵に上げられます。


 3月に出した市の方針は何のためだったのか?疑問を持つのは当然ではないでしょうか。