いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
11月12日、広島市議会厚生委員会として栃木県の足利赤十字病院を視察しました。
同病院は、昭和24年7月に開院しましたが、老朽化と土地の狭隘化のため、平成23年7月に現在地に移転建替えされました。
一般病床500床(うち緩和ケア病棟19、回復期リハビリ病棟50)、結核病床15、精神病床40、合計555床です。ちなみに、広島市民病院は743床、安佐市民病院は527床です。
川の向かい側は群馬県ということもあり、栃木県だけでなく群馬県からも多くの患者が来院しています。上野(かみつけ)、下野(しもつけ)の両毛地区の基幹病院として大きな役割を担っています。
また、太陽光や風力による発電、井戸水の温度差を利用した発電など省エネ技術も取り入れています。
驚いたのは、すべての病室が個室になっていることです。いわゆる差額料は6000円と2500円の2種です。その他は個室であっても差額料はありません。家族も他の患者に気を使うことなく付き添えることから、ナースの負担も軽くなりました。
移転建て替えが決まった安佐市民病院の今後の在り方の参考になる視察でした。
6000円の個室。テレビも無料です。
浴槽を利用する患者が少ないので、シャワーだけとなっています。
免振構造です。3.11の東北大震災の時も影響はなかったそうです。