いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
いま、10日午前8時15分です。世紀の大逆転、次期米大統領はドナルド・トランプに決まりました。これにマーケットは過剰に反応し、日経平均株価は919円安、ドル円は一時101.19銭まで円高が進みました。アジアの株式市場も同様で、続いて取引が始まった欧州市場も下落して始まりました。
ところが、お膝元のニュー・ヨーク株式市場は256ドル高と反発し、ドル円も開票前のレベルの105円72銭まで戻りました。夜間の日経平均株価先物も日本時間の昨夜21時ころから反転し、きょう午前5時30分時点では、1000円高の17,250円です。一夜にしてマーケットは平静を取り戻しました。意外に冷静に見ているようです。
昨日、経済通と言われる人たちは異口同音にドル円は90円台まで円高が進むであろうとか、きょうの株式市場も波乱気味だとコメントしていました。アテになりませんね。