広島市議会議員(安芸区)

神戸市の小児がん治療専門施設を視察

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
お隣の韓国ではパク大統領の疑惑を巡って、退陣を求めるデモの嵐が吹き荒れています。デモには高校生も多く参加しています。また、昨日は大学へ進むための共通試験が行われました。これらの高校生を見て、ある友人が言いました。韓国の高校生には殆ど美人がいないのに、不思議なことに大学を卒業するころになると突然に美人の確立が高くなると。
 妙に納得です。若い女性は殆ど同じような顔つきの美人が増えますね。


 11月14日から3日間、厚生委員会の県外視察に参加しました。
 埼玉県和光市では地域包括ケアシステムについて、新潟市では障害者差別解消に向けた取り組みを、静岡市では里親制度の推進を、神戸市では小児がん専門治療施設について学びました。非常にハードな日程でしたが学ぶものの多い視察でした。


 とくに興味を持ったのは神戸市の小児がん専門治療施設、「チャイルド・ケモ・ハウス」でした。ケモはがんの化学療法を意味するchemotherapyに由来しています。
 小児がんは、毎年2000〜3000人が発症しており、小児がんになる確率は1万人に1人です。不慮の事故や心疾患とともに子供の死亡原因の上位を占めています。
 敷地面積は3,500㎡、建設面積は1,935㎡。施設内には診療所のほか、19戸の居室、供用スペースとしてのプレイルーム、教室、キッチンなどが整備されています。各居室には風呂、トイレ、キッチンが完備され、外に出入りできる玄関も個別に備えられています。父親が居室から出勤することも可能です。自分の家に近い環境での治療を目指しています。
 運営費は毎年5000万円から1億円の赤字で、多くを寄付に頼っているのが現状です。この施設の院長は自らが小児がんになった経験があり、この道を選んだそうです。朴訥な話しぶりでしたが、心の内に強い意志を感じさせる方でした。


中庭。

左側には寄附をした方のプレートが見えます。

クリニック。

プレイルーム。

居室。キッチンも完備。

家族用のベッドもボンボンベッドではありません。

ドアは玄関です。すべての居室は外周から直接入れるように設計されています。