いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
今朝の中国新聞に、広島大学で死因究明施設が近く稼働することが報じられていました。遺体診断に特化したCTや最新式の死体解剖装置を備えています。2台に増やした解剖装置を同時に使えば、これまでより警察からの解剖依頼に対応できるようになるとのことです。現在、広島県内で司法解剖を担当できる医師は広島大学法医学教室の長尾正崇教授しかいないため、年間の司法解剖は約50件しかありません。この施設により、死因究明が進むことが期待されます。
ちなみに、広島県の2015年の法医解剖実施率は全国最低の1.5%です。今年5月23日のブログに書いた数字を再掲しておきます。
高い順に並べると次のようになっています。
神奈川県39.2%
兵庫県33.4%
沖縄県30.8%
東京都18.2%。
逆に低かったのは
群馬県3.8%
静岡県3.3%
大分県3.1%
岐阜県2.7%。
そしてわが広島県は1.5%です。