広島市議会議員(安芸区)

これは広島市の責任でしょうか?

 いい顔ふやそう、沖宗正明です。


 今日1日の会期で臨時会が開かれました。10月23日に認定された平成23年度決算を議会全体の意思として決定するための議会です。議会としての最終の意思決定は本会議です。委員会での決定が本会議で覆ることも珍しくありません。今日の本会議では委員会と同じく認定となりました。


 決算の他に専決処分の報告がありました。先決処分は、議会を開く暇がないときに市長が処理するもので、次の議会で報告する義務があります。鹿児島県の阿久根市長が議会を開かずに専決処分を乱発したことが問題になりました。


 この中で、西区の三滝墓苑内の道路に駐車していた車に落石が当たり、損傷させたことに対して約30万円を支払ったことが報告されました。墓苑に隣接した国有地の山から石が落ちたものです。国家賠償法によると、この場合は国と広島市が連帯して責任を負うことになります。被害者は広島市に賠償を求めたため、道路管理者としての広島市が保険によって支払ったものです。国は一切弁償していません。国に対しては保険会社が支払いを求めることも可能ですが、コストを考えるとそうしないようです。


 国有地から落ちてきた石が広島市の道路に駐車していた車を傷つけたのに、広島市が弁償することにわたくしは釈然としないところがあります。皆さんはどうお考えでしょうか?