いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
4月末ですが、五月晴れと言いたくなるような快晴です。鯉のぼりの季節ですね。幼いころ、紙でできた小さな鯉のぼりを持って走り回ったことを思い出します。
4月15日に、「失礼な名前」を題してコメントを書きました。その気になって探せば、なんとあるある。きょうは第2弾です。
松茸が庶民の食卓に並んでいたのははるかな昔になってしまいましたが、松茸の仲間には「バカマツタケ」と「ニセマツタケ」という気の毒な名前がありました。「バカ」だの「ニセ」だの失礼ですね。
「バカマツタケ」が出たので、「バカ貝」も挙げなくてはなりません。鮨のネタの「青柳(あおやぎ)」に別名です。
「ニセハムシダマシ」という昆虫がいます。「ニセ」の上に「ダマシ」まで加えて二重に否定しなくてもいいと思うのですが。
意味は違いますが、米国の「国務次官補代理」を連想しました。「次官」と「補」と「代理」と3つもナンバー2の名前が重なっています。それでも相当な高官です。
子供のころ、「馬糞紙」を使ったことはありませんか?初めて名前を聞いたときは、匂いを嗅いだ記憶があります。今で言うところの西洋紙でしょうか?あのころは道によく馬糞が落ちていましたね。馬糞といえば、「バフンウニ」も忘れてはなりません。外見が馬糞に似ているのでしょうか?
「イレズミコンニャクアジ」。刺青を入れたようにきれいなボディーをクネクネと揺するのでしょうか?どこかの組に所属しているのかも。眼が合うと因縁をつけられそうな危ない魚です。
「チビオオキノコ」。小さいのか大きいのかわかりません。
「ナンジャモンジャゴケ」というコケが本当にあります。「ナンジャモンジャゴケ亜綱ナンジャモンジャゴケ目ナンジャモンジャゴケ科ナンジャモンジャゴケ属」に分類されるそうです。
「ニセフクロモモンガ」と「フクロモモンガダマシ」。どちらも一生、本家フクロモモンガ様に頭が上がらないでしょう。
「ハキダメギク」。植物学の大家、牧野富太郎博士の命名だとか。牧野博士が命名した種は1500もあるそうなので、なかにはこんないい加減な(?)ものもあるのでしょうか?
鶴が見舞ってくれそうな名前です。
地名にもありました。兵庫県の2級河川、観音寺川の支流に「貧乏川」と「盗人川」があります。どうしてこんな名前を付けたのでしょうか?洒落でもないでしょうに。
青森県には十三湖に注ぐ「馬鹿川」があります。増水すると逆流することから名づけられたとか。
涙なくしては向かい合えない「気の毒な名前たち」でした。
「失礼な名前」ということからは外れますが、名前に関して少し。
子供のころの話ですが、NHKの「私の秘密」という番組に、「喜多喜多」さんと「千代千代」さんが出演したことがありました。偶然とはいいながら、こんなことも起こります。
わたくしの空手道部時代の先輩に「青江 泉」とうい方がいらっしゃいました。大学祭のバザーに「○○ 泉」さんという女子大生がアルバイトに来てくださいました。青江先輩が言いました。「君と僕が結婚したら、二人とも青江 泉になるね。」
こんなジョークも思い出します。「カルメン・マキはジャイアンツの原 辰徳とは結婚できない。なぜなら、原マキ(腹巻)になるから」
ゴールデンウィークでお疲れが出ませんように。