広島市議会議員(安芸区)

Wヤングの漫才の完成度の高さ

 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 昨日は立町ウィングで開催の、友人のお嬢さんのライブを堪能しました。若い人たちがガンバル姿に感動です。


 きょう、久しぶりにWヤングの漫才のDVDを見ました。素晴らしいの一言です。息の合った掛け合いのテンポは群を抜いています。ダジャレ合戦も見事です。やすし・きよしの漫才よりも完成度は高いと思います。


 しかし、惜しむらくは昭和54年10月に借金苦で中田治雄(向かって左側の長身)が自殺したことです。野球賭博と事業の失敗が原因だったようです。便箋5枚に亘る「死出の旅」という遺書には「人はいさ心も知らぬ故里に死ぞ昔の香に匂ひけり」と辞世の歌が書かれていました。告別式の時に相方の平川幸雄は棺の前で「なんで死んだんや!」と号泣しました。
 その後、平川は相方を変えましたが当時の輝きは戻りませんでした。横山やすし亡き後の西川きよしも同様です。漫才という芸術は二人の共同作品であることが良くわかります。


 エンタツアチャコがそれまでのスタイルを変えて、スーツ姿でしゃべくりだけで勝負して以来、漫才は今日まで来ました。これからどうなるのか楽しみですが、しゃべくりだけで勝負できるコンビが見当たらないのが心配です。受けを狙って、あまりにもレベルが低下してしまいました。