いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
今日、9月定例会が開会しました。まず、今回の土砂災害の犠牲者に黙とうを捧げたあと、松井市長の発言が許可されました。
土砂災害の経過報告が行われ、国民健康保険料の算定誤りを陳謝しました。首を少し曲げて「深くお詫び申し上げます」との発言がありました。その瞬間、議場がどよめきました。首だけ曲げたような陳謝に対してです。わたくし自身、強い違和感を抱きました。約2万人に及ぶ問い合わせや抗議があった問題の根本が間違っていたことの反省が感じられませんでした。
今定例会に提案された補正予算の総額は、土砂災害関連の専決処分69億円を含めて103億円です。
災害関連以外では、次のようなものがあります。
1.待機児童対策 2,325万円
保育アドバイザーの増員や保育士資格の取得に係る経費の補助。
2.競輪事業の開催業務の委託
来年度から平成18年度までの4年間、民間に託します。4年間の債務負担行為は総額15億5,186万円です。
3.広島駅南口広場の再整備
広場や路面電車軌道部の基本設計に係る本年度予算2,526万円。さらに来年度の債務負担行為が5,810万円も計上されています。
4.新しいタイプの高校整備
県立と市立の定時制・通信制高校を、県と市が共同して従来の枠組みに捉われない新しいタイプの市立高校として再整備します。単位制のフレキシブル課程。対象校は、定時制が県立国泰寺高校、県立観音高校、県立海田高校、市立大手町商業高校、市立工業高校です。通信制は県立西高校です。
土砂災害への対応が最大の争点、次いで国保料の算定誤りが大きな争点になるでしょう。