広島市議会議員(安芸区)

懐かしい言葉~誓文払い

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 広島市中心部では明日からえびす講です。子供のころは近くの神社の祭りと共に楽しみなイベントでした。父に抱かれて胡神社の前に置かれた大樽の底を覗いたこともよく覚えています。意味も分からずに、ただ露店を楽しんでいただけですが、非日常的な心弾む場でした。

 今朝の新聞にえびす講の古い写真が掲載されていました。その中に「せいもん払い」という看板がありました。正しくは「誓文払い」ですが、その起源は陰暦の10月20日の戎講(えびすこう)の日に、京都の承認や遊女が神社に参拝し、商売上の駆け引きで客を欺いた罪を払い神罰を免れるように祈ったことに始まります。商人たちはその罪滅ぼしとして、値下げして大売り出しを行いました。

 誓文払いという言葉を知らない世代が増えているでしょうが、文化・伝統として残したい言葉です。