広島市議会議員(安芸区)

裁判員制度の欠陥が露呈しました

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 寒くなりました。今日まで「えびす講」が開かれています。わたくしが子どもの頃の本通りは文字通り人の波で、迷子にならないように両親の手を握ったものでした。また、父親におもちゃを買ってもらうのが「えびす講」の何よりの楽しみでした。昨夕、胡神社前の樽を覗きましたが、賽銭はごく少なかったのが印象的でした。新政権による景気対策が一日も早く効果を表すことを祈っています。

 さて、わたくしは以前から裁判員制度に強く反対してきました。昨日、仙台地裁で開かれた裁判で、裁判員のひとりが被告に向かって「あなたはむかつくんです」と発言しました。裁判官、裁判員は私心を交えず、公正な立場で裁かなくてはなりません。こんな発言をした時点ですでに公正ではなく、被告に対して悪い感情を持っていることは想像できます。こんな発言をする低レベルの裁判員に被告を裁く資格はありません。それでも、この裁判員が参加した判決が出されるのです。

 これまでの裁判員制度による裁判では、裁判員のコメントは比較的正常なものでした。わたくしには、これまでは裁判員制度を定着させるために恣意的に真っ当な人を裁判員候補者に選んでいたとしか思えません。いよいよ裁く資格のない者が裁判員に選ばれるときが来たようです。日本の司法の崩壊が迫っているとしか思えません。皆様はいかがお考えでしょうか。