いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
韓国名物のイヌ料理を禁止する法律が成立しました。動物愛好家に対して固有の食文化を守れと主張する勢力が論争を繰り返してきましたが、ついに終止符が打たれました。実施までに3年の猶予期間がありますが、関連業者は補償を要求しているようです。
現在、韓国には約50万匹の食用犬がいるといわれています。犬食愛好家たちは、「禁止は残念だが、3年間は楽しめる」と複雑な心境を語っています。韓国ではペット(愛玩犬)という言葉さえ差別用語として禁句になっており、「伴侶」と呼ぶようになっています。乳母車もヒトの赤ちゃん用よりもイヌ用のほうが売れており、イヌ専用の葬儀場もあります。
禁止された後にイヌを食べたくなれば、北朝鮮には行けないので中国に行くしかないようです。
私も何年か前、正月をベトナムで過ごしたことがありました。とはいえ、彼の地は旧正月を祝うので特別な時季ではありません。元旦に、ある観光地へ行く途中に民家の庭先で仰向けになった犬を捌いている光景を眼にしました。犬であることが理解できたのはしばらく経ってからでした。