広島市議会議員(安芸区)

がんばれ!!神奈川県立神田高校(1)。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。昨夜の雨が上がって今朝は青空が見えます。地元の小学校では「ふれあい中野東2008」が行われています。いつもながら準備をしてくださった教師やPTAの皆様には敬意を表します。
 さて、今日はうれしいニュースがありました。神奈川県立神田高校で、学力では合格点を取っていても、入試のときの服装や態度が悪いとして受験生を不合格にしたことがありました。その内容は「胸のボタンはずし」、「髪を染めている」、「ズボンを引きずっている」、「スカートが短い」、「眉を剃っている」などでした。平成17年に6名、18年に6名、19年に10名が不合格となっていました。このような服装や態度で入試を受けること自体が間違っているとわたくしは思います。神田高校は退学者が100人を上回り、補導される生徒が多いなど、いわゆる「課題校」とされていました。当時の淵野辰雄校長は10月28日の会見で「教師の生徒指導に関する負担を軽減し、まじめな子をとりたかった」と話していました。淵野校長は教頭時代から同校の建て直しに取り組み、信頼を得ていた熱血漢です。しかし、塩谷文部科学大臣は「必ずしも適切でない」として淵野校長を異動させました。事実上の更迭です。また、神奈川県教育長は不合格になった受験生に対して謝罪しました。こんな、現場の苦労を知らない大臣や教育長の行動が、いかに教師の士気を低下させるか容易に想像できます。そこで生徒や保護者が立ち上がり、淵野前校長を現場に復帰させるために署名活動を始めました。「先生は間違っていない」、「服装で合否を決めたのは正しい」と訴えたのです。学校が荒れてつらい思いをするのは、生徒も同じです。週明けにも神奈川県知事と教育長に署名を添えて嘆願書を提出するそうです。わたくしはこのニュースを聞いて救われた思いがしました。神田高校にエールを送ります。「がんばれ!!神田高校」。