いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
今シーズンの黒田博樹投手の活躍が期待されています。大リーグでの２０億円ともいわれる年俸を袖にして、４億円程度の古巣カープへ帰ってきました。その男気は絶賛されています。気の早い人は黒田が２０近く勝って、カープ優勝の夢を語っています。はたして、今シーズンの黒田はどれだけ勝てるでしょうか？
昨日、カープで投手を経験したＯＢにご意見を伺いました。とても１５勝は無理で、せいぜい１０勝程度だろうということでした。
その理由は、日本のバッターはボール球を振らないので、三振が取りにくいためです。張本 勲さんがよく言うように、大リーグのバッターは選球眼が悪く、ベンチからの「待て」のサインもなく、ブンブン振り回します。だから外角へ逃げる変化球が有効だとのことです。これが日本のバッターにはなかなか通用しないだろうとのご意見でした。
記録を調べてみると、カープ時代の黒田は２００５年の１５勝を最多として、１０勝以上を挙げたシーズンは６回あります。１０勝が１回、１２勝が３回、１３勝が１回となっています。大リーグに行って、突然に大化けして活躍したイメージでしたが、それは上の述べたようなバッターの違いによるものだったのでしょうか。
１０勝しても負けが５〜６なら貢献はわずかに５勝程度となります。そのＯＢは、自分の予想が外れることを祈るともおっしゃっていました。
義理と人情の男、黒田博樹の活躍を願っています。
