広島市議会議員(安芸区)

若者たちの聴覚障害が心配

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。


 電車の中では、スマホをいじったり、イアフォンで音楽を聴いている若者たちが多いようです。
 先日、わたくしは耳鳴りがしたため、耳鼻科を受診しました。年齢的な影響もあり、やや聴力が落ちていました。治療が終わって渡された注意書きには、あまり大きな音を聞かないようにすること、長時間イアフォンを使わないことが指示されていました。


 聴力の低下の原因のほとんどは聴覚神経細胞の物理的ダメージによって起こります(例外的には薬物によるものがあります)。具体的には騒音によることが多いようです。騒音による聴覚障害は高音部から起こりますので、日常会話には支障がないため、気づくのが遅れがちです。先日、暇つぶしにパチンコ屋に入りましたが、その騒音の大きさに驚きました。わたくしの学生時代のそれとは比較にならないほど大きなものでした。日常的にパチンコをされる方は、耳栓をして騒音から聴覚神経を守る必要がありそうです。


 最近のイアフォンは耳に密着して音が逃げません。かつてのようにヘッドフォンからシャカシャカという音が周囲に漏れることもありません。ということは聴覚神経へのダメージが直に及びます。イアフォンで音楽を聴いている若者たちの20〜30年後の聴覚障害が心配です。

 余談ですが、わたくしがイアフォンを買ったときの失敗談があります。商品の説明には再現できる音域の広さが謳われ、当然、広い音域のイアフォンには高い値段がついていました。清水の舞台から飛び降りて、高価なイアフォンを買った後で気づきました。いくら広い音域を再現できても、肝心のそれを聴く自分の聴力が低下していれば意味がないことを。