広島市議会議員(安芸区)

韓国の若者たちの中国嫌悪

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 韓国の若い世代には日本への親近感が強くなっています。それ以上に顕著なのは中国に対する拒否感です。20~30代を対象にした世論調査では、中国に好感を持てないとした回答は91%にも上り、北朝鮮の88%を上回っています。2023年時点で中国に留学している韓国人は2017年の5分の1に急減しています。キムチや韓国の伝統衣装も自国が起源だと中国が主張し始めたことも拍車をかけているようです(歴史を捏造される痛みをやっと理解したのでしょうか)。親中であった文前政権への若者たちの反発も尹現大統領を当選させた一因でしょう。

 

 とはいえ、人口に占める若年層の割合が上の世代と比べてあまりにも低く、声が届きにくいことも確かです。2022年の韓国の合計特殊出生率はわずかに0.78です(日本は1.28)。世界でも類を見ないほどの急激な少子化が進んでいます。2023年の60歳以上の有権者は18~39歳を上回っています。与党も野党も若年層をターゲットにするのは当然で、どちらも若い人材をトップに据えましたが、短時間でクビをすげ変えました。彼らにしてみれば、「もう騙されないぞ」という心境でしょう。