広島市議会議員(安芸区)

広島市の自殺の現状

 いい顔、ふやそう。おきむね正明です。


 今朝、市議会厚生委員会に出席し、広島市うつ病・自殺(自死)対策推進計画(第2次)策定について説明を受けました。
 平成19年以降の広島市の自殺者数は、同年の263人で自殺死亡率(人口10万人当たりの自殺者数)22.6をピークにして平成20年以降は減少傾向にありました。しかし、平成26年に急増しています。これには夏の土砂災害が大きく影響しています。実際に土砂災害の後、秋から冬にかけて安佐南区安佐北区で多く出ています。
 死因を見ると、若年層と高齢者層では大きく異なっています。
 30歳未満の若年層では、自殺がトップで27.9%、次いで不慮の事故が17.4%、悪性新生物が7.0%となっています。
 これに対して70歳以上の高齢者層では、悪性新生物がトップで26.3%、次いで不慮の事故が2.4%、自殺は0.6%です。 これはあくまで死因の比率です。自殺死亡率を見ると、高齢者の自殺が年々増加しています。広島市では細かい施策体系で自殺予防に取り組んでいます。

 参考までに平成19年以降の自殺者の統計を示します。

     自殺者数  自殺死亡率  政令市順位(低い順から)
平成19年 263人   22.6   11位
平成20年 241人   20.7    6位
平成21年 252人   21.5    7位
平成22年 236人   20.3    5位
平成23年 202人   17.1    1位
平成24年 217人   18.4    8位
平成25年 192人   16.2    2位
平成26年 233人   19.6   18位
平成27年 192人   16.3    6位