広島市議会議員(安芸区)

ヒラリーでは勝てない?アメリカ大統領選挙

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。 
 アイオワ州の党員集会で共和党ハッカビー候補が、民主党オバマ候補がトップになりました。わたくしはとくに民主党に注目しています。これまで優勢が伝えられていたヒラリー・クリントン候補が大きく差をつけられての3位になりました。これを受けて昨日の民主党候補の討論会では彼女のヒステリックなオバマ攻撃が目立ちました。オバマエドワード候補も彼女の攻撃的な討論をうまくいなしていました。また、司会者の手際の良さも目立ちました。自分の考えを出さずに冷静に大所高所から各候補の考えを引き出していました。「田原総一郎」や「みのもんた」などとのレベルの差に驚きました。日本でもディベートを導入して有権者の前で審判を仰ぐことが必要と感じました。テレビでは政治家の討論会はバラエティ番組に堕落しています。知名度欲しさにくだらない番組に出演して、お笑いタレントのネタになることを嬉々としている姿を見ると悲しくなります(と言うよりわたくしは最早そんな番組を見ていませんが)。さて、ヒラリーはかなりの支持を得ていますが、半面では相当に嫌われていることが見えてきました。民主党では強くても、共和党にとっては最も勝ちやすい候補と言われています。共和党にとっては彼女は決して変化をもたらす候補ではないのです。ヒラリーがいくら改革や変化を唱えても、虚しく響きます。なぜなら、もし彼女が大統領に選ばれたとしたら、父ブッシュ4年、クリントン(夫)8年、子ブッシュ8年、そしてヒラリー・クリントン4年と4代24年間に亘って二つの名を聞かされることはアメリカ国民にとって決して変化とは捉えられないからです。8日のニューハンプシャーでの予備選挙は逆転してオバマ優勢が伝えられています。結果を見守りたいと思います。