広島市議会議員(安芸区)

蟻とキリギリス・ウサギと亀

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 興味深い記事を読みました。イソップ童話の「蟻とキリギリス」は、夏に遊びほうけたキリギリスが冬になって蟻に助けを求めても、蟻に拒絶される内容です。ところが、最近の日本の童話では、かわいそうだということで蟻はキリギリスに食糧を与えるそうです。記事では、福祉の思想なのかも知れないが、こんな童話を読んだ子どもが働かなくても何とかなると考えるとしたら有害であると述べていました。資本主義社会では努力したものがそれなりの果実を得られます。自らが招いた結果には自分が責任を取るべきでしょう。アメリカの金融危機をめぐって、さんざん強欲な金儲けをしておいて、自業自得で破綻した金融機関を国民の税金で救済することがはたして正義なのかを改めて問いかけています。同様に、「ウサギと亀」も昼寝していたウサギを起こさずに通り過ごした亀を冷たいという論調もあるようです。後世に勝手に内容を変えるよりも、勝負や社会の厳しさを教える童話としてはどちらも元のままでよいとわたくしは思いますが、みなさんはいかがでしょうか?