広島市議会議員(安芸区)

細川護煕元総理の素養の高さ

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 昨日、天満屋広島八丁堀店で開かれている「細川護煕遊墨展」に出かけました。元旦から日本経済新聞の最終ページの「私の履歴書」のコラムに細川元総理の自伝が掲載されていて、興味深く拝読していたこともあって楽しみにしていました。

 父親の影響で子どもの頃から中国古典の素読をしたことが彼の素養を大きく伸ばしましたようです。総理を辞して以後はまさに「晴耕雨読」で、書をたしなんだり、陶芸に打ち込んでいらっしゃいます。展覧会で、その素晴らしさに圧倒され、わたくしはしばらく我を忘れて桃源の境地でした。人柄と教養がにじみ出るような書と陶芸で、彼の政治家としての恬淡さが理解できたような気がしました。

 まさに、人間としての奥深さを見せ付けられました。昔の「殿様」や「貴族」にはこうした人物が多くいたのでしょう。日本の文化の素晴らしさを改めて感じました。

 展覧会は天満屋広島八丁堀店7階で今月13日まで開かれています。ぜひご覧下さい。