広島市議会議員(安芸区)

500万本の水仙に圧倒されました。

 

 
駐車場から遊歩道を見上げたところ。

 
 白く見えるのがすべて水仙です。

 
 海の向こうは紀伊半島です。
 
 
 遊歩道は強い風が吹いていました。

 

 
 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 きょう、兵庫県淡路島の灘黒岩にある水仙郷に行きました。ここは日本の水仙三大自生地のひとつです。45度の急斜面約7ヘクタールに500万本の水仙が自生しています。100年以上前に地元の漁師が植えたのが始まりと言われています。

 山間のこじんまりとした花畑を予想していましたが、想像を超えた賑わいで駐車場へは車が長蛇の列でした。急斜面の遊歩道にはたくさんの人が連なっていました。なにせ500万本。その数に圧倒されました。2月下旬まで開園されていますので、興味がおありならぜひお訪ねください。手前に駐車場があり、シャトルバスが運行されています。

 問い合わせ先:灘黒岩水仙郷 電話0799−56−0721・0720
        南あわじ市観光協会観光案内所 電話0799−52−2336

広島への帰途、大鳴門橋記念館で淡路人形浄瑠璃を鑑賞しました。演目は「傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)巡礼歌の段」です。巡礼お鶴が幼いときに別れた父母を探す話です。目の前の巡礼が自分の娘とわかっていながら、親であることを名乗れない母お弓の苦しい心境がにじみ出ていました。若い女性の太夫義太夫と三味線も素晴らしいものでした。徳島でこれほどの文化を継承してきたことが驚きです。

 人形浄瑠璃は世界最高の人形劇と言われています。一体の人形を3人で操ります。一人が両足を、一人が左腕を、そしてもう一人が首と右腕を操ります。足の修行が7−8年、左腕の修行が7−8年、そして首と右腕の修行は一生続くといわれています。イーデス・ハンソンさんのご主人であった故吉田玉男さんは人間国宝でしたが、その芸は最高峰と言われたほどのもので、人形がまるで生きているように思えたものです。

また、高速道路から大塚国際美術館が見えました。来月27日にはこの美術館のシスティーナホールで横綱白鵬の結婚式が行われます。当日はミケランジェロの絵画が国民を楽しませることでしょう。