いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
広島市感染症週報(6月21日〜6月27日)によると、急増しているのは流行性角結膜炎、手足口病、ヘルパンギーナの3疾患です。
水痘は横ばい、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)は微減です。
これまでも書きましたが、参考までに再度書きます。
1. 流行性角結膜炎は、アデノウィルスによる感染症で、主な症状は「発熱」と「のどの痛み」、角膜、結膜の炎症です。目が真っ赤になります。プールで感染することが多いために、プール熱とも呼ばれています。毎年この時期から夏に多く発生しますので要注意です。
2.手足口病は、主に乳幼児にみられる伝染性のウィルス性感染症です。病名のように、手、足、下肢、口腔内、口唇に小さい水泡ができます。
3.ヘルパンギーナも、手足口病と同じく、主に乳幼児にみられる伝染性のウィルス性感染症です。初夏から秋に多発します。口腔内に特有の小さい水疱や潰瘍ができます。突然に38度以上の高熱が出、倦怠感、咽頭痛、嘔吐などを伴います。
手足口病もヘルパンギーナも、口腔内の痛みのため食欲が低下することが多いので、早めに小児科か内科を受診してください。