広島市議会議員(安芸区)

ホーチミン日本人学校


 国語の授業

 音楽の授業。校歌の練習。

 中学1年生の英語の授業

 こちらは小学1年生の英語の遊び。相当に英語に慣れ親しんでいました。幼いころからネイティブ・スピーカーに接することは有意義です。 

 炎天下での体育の授業 


 いい顔、ふやそう。沖宗 正明です。
 人口800万人のホーチミン市では6歳で100%が就学しており、中学進学率は94%です。
 5月17日の「チャン・ダイ・ニヤット」校に先立って、ホーチミン日本人学校を視察しました。日本人学校は、海外の学校であっても日本の文部科学省の学習指導要領に基づく教育を行っています。海外にあるという特性を生かし、多様な価値観を持たせる教育を目指しています。
 教育目標として「進んで学び、たくましく、ゆたかな子」、教育方針として「生きる力をはぐくむ」が掲げられていました。
 小学校2クラス、中学校1クラスの327名が在籍しています。全員日本国籍を有していますが、27%の子は外国人の親を持っています。英語検定漢字検定などの各種検定試験を実施しています。また、日本の季節に応じた伝統行事(七夕、百人一首、書写展など)を取り入れています。体育では熱帯という自然環境を生かして水泳学習に力を入れています。現地校との交流や近隣の韓国、台湾学校とも積極的に交流しています。ちなみに韓国人学校は日本人学校の約10倍の学童、生徒が在籍しているそうです。韓国がいかにベトナムに進出しているかが分かります。
 

 校歌をご紹介します。
メコンデルタの 豊かな大地
小さな芽から ぐんぐんと
想像こえて 育ちゆく
子どもであふれる 子どもであふれる 
ホーチミン日本人学校


故郷離れた サイゴン
大きな空に さんさんと
輝き光る 太陽の
子どもであふれる 子どもであふれる 
ホーチミン日本人学校


青く流るる 大河のほとり
夢を目指して いききと
翼広げる 鳥のよな
子どもであふれる 子どもであふれる 
ホーチミン日本人学校


 最初にメコンデルタという言葉を見たときには強い違和感を持ちましたが、実際に聞いてみると壮大な歌でした。大きな声で歌う子どもたちを見ていると、改めて異国にいることを思い起こしました。遠い外国の地で日本人の子どもたちは力強く生きていました。