広島市議会議員(安芸区)

これぞプロの解説者~宮本慎也

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 カープのもたつきが気になりますが、若手が伸びるための雌伏の時期かもしれません。

 

 約1週間前のカープDeNA戦のことです。解説は元ヤクルトのショートで、のちにプロ野球選手会会長も務めた宮本慎也でしたが、そのレベルの高さに舌を巻きました。

 上本を四球で出して得点を許した場面では、「上本はホームランバッターではない。ランナーがいないときには警戒する必要がないのに余計な四球だった」。

 デビッドソンの左への大ファールでは、「このコースに投げておけば、デビッドソンはファールしか打てないので怖くない」。

 チャンスで打席に立った菊池に対しては、「落とす球で三振が取れる」。

 秋山が盗塁した場面では、「秋山は落ちる球を予測して走った。流石です」。

 ヤクルト打線については、「九里に球数を多く投げさせる工夫が多りない」。

 牧のファインプレーには、「グラブの出し方が素晴らしい」。など細かくレベルの高い解説には何度も唸らされました。このような解説なら野球観戦の楽しみが増します。

 

 それに引き換え、カープOBの「A」や「Y」の解説は余りにもひどい。

「ここは先取点が欲しい場面です」。

「この1点は大きいですね」。

「ここはぜひとも抑えてほしいですね」。

「まずは先頭バッターが出塁することです」。

「ピンチですが、一人一ずつバッターを打ち取ってほしい」。

素人でも考えるほどの解説しかしません。選手の心理や技術、プロならではのレベルなどについて聞きたいものです。

 

 宮本慎也さん、あなたの解説は素晴らしい!!!