広島市議会議員(安芸区)

外国語を学ぶ意味

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。

 最近のAIの進化で、外国語の翻訳機やアプリが持て囃されています。それはそれで便利にはなるでしょうが、外国語を学ぶモチベーションが低下することでしょう。外国語を学ぶことは、その国の歴史や文化、伝統、国民性など多くのことを知ることです。私がスペイン語を学び始めて約30年になりますが、スペインだけでなく、メキシコを始めとして中南米の国について多くのことを学びました。スペインやカリブ海諸国に旅した時も一層楽しいものとなりました。今でも週に何回かは学び直していますが、新しい発見があります。翻訳機やアプリでは、こうした喜びを得られません。

 

 同様に、電卓を使えば計算能力は衰える一方です。円周率を3.14でなく、3と教えることで算数嫌いを減らそうなど、文科省の愚策です。算盤の素晴らしさは世界に誇るべき日本の文化です。私の父は大阪の経理学校の卒業でしたが、計算すると時、右手の指だけ動かして暗算していました。右脳の中に算盤がイメージされていたのでしょう。「スズメ百まで踊りを忘れず」を具現していました。