広島市議会議員(安芸区)

日脚伸ぶ(ひあしのぶ)

 

 

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。寒い日が続きます。冬はこれでいいのでしょう。寒さによって、春を待つ気持ちが高められるようです。
 「日脚伸ぶ(ひあしのぶ)」という言葉をお聞きになったことがありますか。冬至を過ぎると一日ごとに日が長くなります。そんな「時の移ろい」の中で、ふと日が長くなったことを実感するときがあります。これを俳句の世界では「日脚伸ぶ」といいます。わたくしも昨夕6時頃、日が長くなったことを感じました。まさに「日脚伸ぶ」でした。地球の地軸の傾きは約23.5度です。夏至から冬至までの差はその2倍の47度になります。地球は1日に1回自転しますので、360度÷24時間=15度となります。これは15度が1時間に相当するということです。ですから、夏至から冬至までの差が47度ということは夏至冬至の日の長さの差は3.13時間となります。昨日は冬至から数えて20日目でした。半年で3.13時間の差ですから3.13÷9=0.348時間、つまり、冬至から約21分間ですが日が長くなったことになります。春の訪れも近いようです。動物たちは春に備えて冬眠で体力を温存しています。植物たちは春の息吹の準備に養分を貯えていることでしょう。そんな動物や植物たちに、「がんばれよ。春に会いましょう。」とエールを送りたい気持ちです。