広島市議会議員(安芸区)

「立ち飲み」の楽しさ

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。今日は少し寒さが戻りました。
 1月30日に大阪市で行われた議員セミナーに参加して勉強してきました。演題は「地方議会の制度と運営」で、講師は地方制度の生きた証人、野村 稔氏でした。地方議会制度とともに歩んでこられた生々しいエピソードなどが盛り込まれ、ユーモアあふれる口調と相まって素晴らしい内容でした。遠くまで足を運んだ甲斐がありました。 前日は大阪駅の近くに宿泊しました。夕食を済ませてホテルの周辺を歩いていると、広島にはない「立ち飲み屋」がありましたので入ってみました。寒さにも関わらず、ドアはなく風が入ります。店内には缶詰や袋に入ったツマミが安価で売られていました。レジで勘定を済ませ、酒とツマミを持ってテーブルに行きますが、場所を取るのが一苦労です。混雑が激しいためテーブルに正対できません。テーブルに対して45度の角度で客の間に体を滑り込ませます。客たちも「お互い様」の感じで場所を空けてくれます。いくつかのグループもありましたが、多くの客はひとりで誰とも会話することなく酒を飲み、肴を口にします。わたくしも同様でしたが、わずらわしさがなく、意外に落ち着けました。ひとりで飲んでいるのに、なんとなく周囲との一体感がありました。大都会の心地よい孤独を味わいながら、ほろ酔いで店を後にしました。こんなところにも大阪人のしたたかさ、そして暖かさがあるように感じました。これからも大阪市で同様の議員セミナーが予定されています。またあの「立ち飲み屋」に行けることを楽しみにしています。