広島市議会議員(安芸区)

広島市消防局員の士気の高さ

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 いま、広島市議会では平成21年度予算特別委員会の審議が終盤に差し掛かかっています。昨日は消防・上下水道関係の質疑が行われ、その中で消防局員の殉職が取り上げられました。昭和42年4月26日、西区三篠町で発生した鉄工所の火災の消火に当たった職員2人がガス爆発のために殉職しました。広島市消防局では殉職した職員の墓所(東区と安佐南区)の事前清掃を行い、祥月命日には幹部職員と若手職員による墓参を行い慰霊しています。また、毎年8月6日の原爆記念日には比治山公園の「殉職消防組合員之碑」に、殉職した消防職員や消防団員の遺族や県内関係者が参列して、戦前からの殉職者の慰霊を行い、安全に対する誓いを新たにしています。
 消防局は広島市の中で最も生命の危険性が高い部署です。それだけに士気の高さが求められます。昨日の審議を通じて広島市消防局員の士気の高さが「痛いほど」伝わってきました。また、救急隊員の頑張りも立派なものです。厚生労働省の失政による医療の崩壊で救急患者の受け入れが困難を極めるなかで、救急隊員も精いっぱい頑張ってくれています。タクシー代わりや、早く診察してもらえるというなどの理由での、安易な救急車の利用も減少しつつあります。わたくしも、ときに患者に同行して救急車に乗りますが、隊員の技量は相当のレベルです。これからも広島市民の生命と財産を守るために彼らは献身的な働きをしてくれるでしょう。市民の皆さんとともに、彼らに感謝と敬意を表したいと思います。