広島市議会議員(安芸区)

広島にもかつて鯨が泳いでいました。

 いい顔、ふやそう。沖宗正明です。
 さわやかな朝です。とは言え、天気が良いことを喜んでばかりはいられません。高知県早明浦ダムでは貯水率が65.1%まで低下しており、貯水率が60%になった時点で香川県徳島県への第1次給水制限を行う予定です。早ければ1−2日のうちにも行われると予想されています。良質な水が豊富な広島市に住んでいることをありがたく思います。以前にゴルフをプレー中に土砂降りになり、不運を嘆いたことがありました。そのとき、ある先輩が「この雨はゴルフ場にはいい雨だな」とつぶやきました。自分に不都合なことも他人には好都合なこともあることを改めて気付かされました。素晴らしい先輩の一言でした。
 さて、和歌山県田辺市内之浦湾に迷い込んだマッコウクジラがここから外側の田辺湾に抜け出たことが報じられていました。うれしそうに(?)泳ぐ映像をご覧になった方も多いでしょう。
 かつて広島市にもマッコウクジラが泳いでいたことがあるのをご存知でしょうか。広島市南区元宇品町には昭和30年代に水族館(元宇品水族館)がありました。当時は大変な賑わいで、夏休みには家族連れで混雑していました。当時珍しかったプールもあり、インド象の曲芸も見られました。その水族館に昭和34年か35年にマッコウクジラが泳いでいました。わたくしは当時小学校2年生か3年生でしたが、クジラが潮を吹く姿を山の上にある校庭から同級生たちと飽きもせずに眺めたものです。残念ながらこのクジラは1年も経たないうちに死んでしまいました。狭い水族館はストレスになったのでしょうか。わたくしはクジラの話題が出るたびにこのクジラのことを思い出します。